- 「最近イラッとしたこと」を面接官が質問する意図は？
- 「最近イラッとしたこと」に答える面接例文が知りたい…
最近イラッとしたことは、就活・転職面接で稀に聞かれる質問のひとつです。本記事を読むだけで、内定につながる回答方法が分かります。
企業の面接官は、この質問を通してあなたの強みやストレス耐性、対人対応力を知ることで、企業が求める人物像に合っているかを判断しています。
最近イラッとしたことについては、自己分析で診断したあなたの『強み』を軸に答えることが内定につながります。
面接の鬼本記事では、就活・転職面接で「最近イラッとしたこと」に答える回答例文6選と最強の面接対策法を解説します。
「最近イラッとしたこと」の面接官の質問意図
面接官が「最近イラッとしたこと」を尋ねる質問意図について解説します。
- あなたの「強み」を知るため。
- 「ストレス耐性」を知るため。
- 「対人対応力」を知るため。
- 企業との「適性」を知るため。
【１】あなたの「強み」を知るため
まず、企業の面接官は「最近イラッとしたこと」を尋ねることで、あなたの強みを知りたいと考えています。
「イラッとしたこと」は、一見ネガティブに思えるかもしれませんが、イラッとしてもあなたがどういう強みを発揮して乗り越えたかを探る質問なのです。
面接の鬼そして、その強みが入社後の仕事で発揮されるかどうかを見極め、採用のメリットを判断しているのです。
【２】「ストレス耐性」を知るため
次に、面接官は「最近イラッとしたこと」を通して、あなたのストレス耐性を知りたいと考えています。
仕事には、顧客対応や社内の人間関係など、どうしても避けられないストレスが存在します。そんな場面でも冷静に対応できる人を求めているのです。
面接の鬼つまり、「最近イラッとしたこと」を通して、あなたがストレスとどう向き合い、どう対応するかをチェックしているのです。
【３】「対人対応力」を知るため
また、面接官は「最近イラッとしたこと」という質問を通じて、あなたの対人対応力を知ろうとしています。
「イラッとしたこと」の多くは、人間関係に関わる出来事です。このため、他者との関係性の中で生じたイライラにどう対応したかを見ているのです。
面接の鬼イライラした場面でも相手を尊重し、その後の関係をどう保とうとしたかといった、人との向き合い方を見ているのです。
【４】企業との「適性」を知るため
最後に、面接官は「最近イラッとしたこと」を尋ねて、あなたと企業との適性を知りたいと考えています。
あなたの強みやストレス耐性、対人対応力などを総合して、「うちの会社に合う人かどうか」を最終的に判断しているということです。
面接の鬼このため、企業が求める人物像を求人票や企業HPで把握した上で、慎重に回答していく必要があります。
・「最近イラッとしたこと」の質問意図⇒強み、ストレス耐性、対人対応力、企業との適性を知るため。
「最近イラッとしたこと」に対するNG回答例文
一方、就活・転職面接における「最近イラッとしたこと」に対するNG回答例文についても解説します。
- あなたの「強み」が伝わらないような回答。
- 「ストレス耐性・対人対応力」を疑われる回答。
- 企業との「適性がない」と判断される回答。
【１】あなたの「強み」が伝わらないような回答
まず、「最近イラッとしたこと」に対して、あなたの強みが伝わらないような回答はNGです。
- 「最近イラッとしたことは大学の授業です。講義に何度も遅刻する人が多く、授業が進まないことに対してイライラしてしまいました。」
- 「お客様からのクレーム対応中に理不尽に怒られたときは、よくあることだと理解しつつも、ついイラっとしてしまいます。」
ただ単に過去にイラっとした経験を並べるだけでは、あなたが持っている強みが伝わらないため、面接官の印象に残りにくくなってしまいます。
面接の鬼イラっとしたことでも、自分の強みを発揮してどう乗り切ったかを示す必要があります。
【２】「ストレス耐性・対人対応力」を疑われる回答
また、「最近イラッとしたこと」に対して、ストレス耐性や対人対応力を疑われるような回答もNGです。
- 「最近は、電車の中で騒ぐ人や順番を守らない人とかにイラッとします。あとは、授業中にスマホをいじってる人も嫌ですし、また…」
- 「イラっとすることはほとんどありません。サービス残業を押し付けられたり、上司から叱責されてもぐっとこらえるタイプです。」
イラっとしたことを「いくつも挙げる」、あるいは「イラっとしたことはない」といった回答では、ストレス耐性がない、現実的な対人対応力がないと判断されます。
面接の鬼ひとつのエピソードに絞って正直な回答をすることで、あなたの人間力をアピールしましょう。
【３】企業との「適性がない」と判断される回答
さらに、「最近イラッとしたこと」に対して、企業との適性がないと判断されるような回答もNGです。
- 「コンビニでのバイト中、自分なりに作業していることについて、先輩が作業の手順を指示してくることにイラっとしました。」
- 「前職での営業目標が急に上がって、その理由も明確にされずに、ただノルマだけが増えたときは少しイラッとしてしまいました。」
自分の思うようにいかないとイラっとする、または転職において前職を批判するような回答をすると、企業との適性がないと判断されかねません。
面接の鬼志望先企業が大切にしている価値観を見極めたうえで回答することがポイントです。
・「最近イラッとしたこと」のNG回答⇒強みが伝わらない、ストレス耐性・対人対応力を疑われる、企業との適性がないと判断される回答。
「最近イラッとしたこと」は強みを軸に答える
面接の鬼「最近イラッとしたこと」を聞かれたら、あなたの『強み』を軸に答えることが内定につながります。
自分の「強み」が分からない応募者は採用されない
一般企業の採用担当者106名を対象としたアンケート調査では、9割以上の面接官が「自分の強みが分からない応募者は採用しない」と回答しました。
就転面接の鬼採用試験では、「強み」の理解（自己分析）が欠かせません。企業は、「強み」を理解していない応募者に魅力を感じないからです。
面接官は自己分析（強みを理解）しているか分かる
また、９割以上の面接官が質疑応答だけで「応募者が自己分析をしているか分かる」と答えました。面接官は、自己分析しているか簡単に見抜けるということです。
就転面接の鬼今スグ自己分析だけ済ませ面接に備えたい方は、就活・転職ごとの下記おすすめツールをご覧ください↓↓
【就活用】完全無料「自己分析ツール」おすすめ３選
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最強の面接対策法２選（無料自己分析ツールorAI）
自己分析で『強み』を理解すれば、面接で軸のブレない回答ができ、採用内定率が大幅に向上します。
強みを軸に答えるためには「無料自己分析ツールのみを使う方法」と「無料自己分析ツール×AIを使う方法」の２つの面接対策法があります。
就転面接の鬼まずは自分に合った方法を選び、『強み』を軸に答える力を身につけてください↓↓
就活用
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ChatGPTで生成した回答例文（抜粋）
学生時代に力を入れたのは、ボランティアサークルでの台風被害への復興支援活動です。（中略）この経験から、チームで協力し合うことの重要性を再認識し、共通の目標に向かって一致団結することで困難な状況でも大きな成果を得られると実感しました。この強みを活かし、貴社でもチーム全体で協力し、高い目標達成に貢献したいと考えています。
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ChatGPTで生成した回答例文（抜粋）
私が仕事で心がけていることは、チームワークを大切にし、共に働く仲間と協力して目標を達成することです。（中略）この経験から、個々の力を結集することで、より大きな成果を生み出せることを学びました。御社でも、このチームワークの強みを活かし、共に働く仲間と協力しながら、より良い結果を出せるよう努めたいと考えています。
就転面接の鬼これらの方法で、自分の『強み』を軸にあらゆる質問に回答できるようになります。
「最近イラッとしたこと」の面接回答例文６選
最強の面接対策法２選を用いて「最近イラッとしたこと」に答える就活・転職面接の回答例文６選を紹介します。
面接の鬼回答ポイントに注意しつつ答えましょう。
- 初めに「最近イラッとしたこと」について簡潔に述べる。
- イラっとしても「強み」を活かした経験と学びを述べる。
- 志望企業においても「強みを活かしたい思い」を述べる。
就活｜面接回答例文３選（最近イラッとしたこと）
自己分析で分かった強み：課題発見力
私が最近イラッとしたことは、イベントサークルで講演会の準備に非協力的な学生がいたことです。私が部長を務めるサークルで卒業生の講演会の運営を任された際、何度連絡しても返事がなかったり、会議に遅刻する学生がいて、正直イライラしてしまいました。ですが、役割分担があいまいだったことを反省し、進行表を見直したり、目標を設定して、学生がやりがいを感じられるよう工夫しました。このように、イラッとする出来事の裏にある課題を見つけ、向き合うことが大切だと学びました。御社でも仕事を進める中で思い通りにいかない場面でも、課題発見力を活かして貢献していきたいと考えています。
自己分析で分かった強み：柔軟性
私が最近イラッとしたことは、経営学ゼミのディスカッション中に自分の意見をすべて否定されたことです。先日、「消費者心理」をテーマにグループディスカッションを行っていたとき、詳しい説明もなく私の意見を真っ向から否定され、ついイラッとしました。しかし、感情をぶつけても議論は前に進まないと考え、意見の裏付けとなる事例を集めたことで、次回のゼミでは建設的な話し合いができました。イラッとすることがあっても、柔軟に考え方を変えながら向き合うことが大切だと学びました。御社でも、社内外で意見がぶつかる場面でも冷静に受け止め、柔軟に対応していきたいと考えています。
自己分析で分かった強み：傾聴力
私が最近イラッとしたことは、アルバイト先の書店で理不尽なクレームを受けたことです。大学入学時から働いている書店で、お客様に目当ての雑誌がないことで強い口調で叱られました。すでに完売していたため、どうすることもできず、正直イラッとしてしまいました。しかし、お客様のお話を伺う中で、ご家族へのプレゼントとして雑誌を探していたことが分かり、最寄りの店舗に在庫があった1冊を取り寄せたところ大変感謝されました。イラッとする場面でも、相手の言葉の奥にある気持ちに目を向けることの大切さを学びました。御社でも、お客様の声に耳を傾け、真摯な対応を大切にしたいと考えています。
転職｜面接回答例文３選（最近イラッとしたこと）
自己分析で分かった強み：チームワーク
私が最近イラッとしたことは、強引に値引きを要求されるお客様への対応です。現職で接客を担当する中、お客様から商品を安くしてほしいと強い口調で迫られたことがありました。元々相場よりも低く設定していた商品だったため、ついイラッとしてしまいました。しかし、感情的にならずに別の販売員に相談し、通常価格やセール期間の有無を丁寧に説明したところ、納得していただけました。イラッとする場面でも一人で抱え込まず、スタッフ同士で協力することの大切さを学びました。御社でも、チームワークを活かし、対応の難しい場面でも冷静に対応していきたいと考えています。
自己分析で分かった強み：問題解決力
私が最近イラッとしたことは、社内の連携がうまくいかず、お客様対応が遅れたことです。現職で設備更新を検討中のお客様から問い合わせをいただいた際、社内の技術担当に確認しても返答がなく、お客様から何度も催促され、イラッとしてしまいました。そこで私は、以降電話で状況を聞き出しながら技術側の手間を減らすよう働きかけたところ、即座に返答をもらえるようになりました。仕事では相手の状況を捉え、解決に向けて動く姿勢が大切だと学んだ経験です。御社でも問題解決力を活かし、相手の立場を踏まえて、社内外のやりとりを円滑に進めたいと考えています。
自己分析で分かった強み：コミュニケーション能力
私が最近イラッとしたことは、現職で事務スタッフに負担が回ってきたことです。夕方の診療後、複数の診療台に使用済みの器具が放置されたまま診療スタッフが帰ってしまい、事務側にしわ寄せが来たときは、正直イラッとしてしまいました。そこで私は、ミーティングで片づけを確認してもらえるよう提案し、それ以降、自分の業務に集中できるようになりました。イラッとする場面ほど、しっかりとコミュニケーションをとることでより良い職場環境に変えられると学びました。御社でも、コミュニケーション力を活かし、職種や立場を越えて誰とでも丁寧に対話を重ね、働きやすい環境を実現したいです。
まとめ
以上、就活・転職面接で「最近イラッとしたこと」に答える回答例文6選と最強の面接対策法について解説しました。
・「最近イラッとしたこと」を尋ねる面接官の質問意図は、あなたの強み、ストレス耐性、対人対応力、企業との適性を知るため。
・「最近イラッとしたこと」に対するNG回答は、強みが伝わらない、ストレス耐性・対人対応力を疑われる、企業との適性がないと判断されるような回答。
・「最近イラッとしたこと」は、あなたの『強み』を軸に答えることが内定につながる。
・「最近イラッとしたこと」に答えるときは、最近イラッとしたこと、イラっとしても強みを活かした経験と学び、志望企業でも強みを活かしたい思いを述べることがポイント。